原子核工学ってどんな学問?原子核工学専攻の僕が簡単に紹介します。
僕は現在、大学院で原子核工学を勉強しています。
昨年までは機械系に近い分野の研究をしていたので、新しく覚えなきゃいけない知識が沢山あって、てんやわんやです。
新しい知識を身に付けるにはインプットだけじゃなくてアウトプットも大切だとよく言われてますよね。
いや、分かってはいるんですけど、アウトプットってどこでやったら…
ブログがあるじゃん!!
ということで、これからは勉強したことを簡単にブログにまとめていこうかなと考えています。
今回は、僕が専攻している原子核工学について紹介しようと思います!
原子核工学って?
コトバンクにはこのように書かれています。
原子核の構造,原子核反応や放射線と物質の相互作用についての知識を工学,医学,生物学的な目的へ応用するための研究および技術。核工学,原子力工学,あるいはエネルギー量子工学などともいう。
簡単に言うと、原子核工学は、原子やその内部にある原子核を構成する陽子や中性子など、ミクロな視点に基づいて研究を行う学問です。
私たちの身の回りのものは全て、原子から構成されているいるので、その原子を研究する原子核工学は、様々な分野で応用されています。
どんなこと勉強するの?
研究される分野の幅もとても広く、分類が難しいのですが、分かりやすく分類するならば下のようになります。
- 化学系
- 材料系
- 電気電子系
- 機械系
- 生命系
それぞれの研究テーマについても、少しだけ紹介します。すごくざっくりとした説明なので悪しからず。
化学系
放射性物質を処分したり、燃料を再処理する為の技術や、発生した熱エネルギーの貯蔵や変換の技術を学びます。
材料系
ナノ技術を用いたエネルギー材料や、原子炉の構成要素としての材料について勉強します。
電気電子系
核融合やプラズマに関することを学んだり、加速器という装置を用いた画像診断などの研究も行われています。
機械系
原子炉のシステムとしての機械装置など学び、安全機能や効率の良い革新的な原子炉について研究が行われます。
生命系
放射線による生物への影響や、それを応用したがんの診断や治療の技術を研究します。
まとめ
今回は原子核工学という学問について紹介しました。
今後は、学んだことや知識のアウトプットの場として、このブログを活用していきたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。